byさっしー
ついにこの瞬間がやってきた。
ここカードプレイス大分店で行われている第2回OCCも長い長い6回戦の予選ラウンドを全て終えベスト8の発表が行われた。
この魔の大地大分での8強がここに出揃ったわけである。
その顔ぶれたるや壮観である。
どいつもこいつもマジックが好きで、
マジックが大好きで、マジックに飢えた、いわばマジックジャンキー共だ。
もちろんその実力は折り紙付きなのは言うまでもない。
彼らは間違いなく強者中の強者。魔界の王にふさわしい面々だ。
しかし、現実は非情である。
ここからはさらに過酷な戦いシングルエリミネーションが彼らには待ち受けている。
ひとつの敗北すらも許されない、頂への一本の道。
この道を誰にも譲らず、自分自身の力でそこに辿り着いた者だけが、
第2回OCC王者の称号。
つまりは、大分で一番マジックが強いプレイヤーの名を授かることができるのだ。
そんな熱く激しいクォーターファイナルの中から今回フィーチャーテーブルに選ばれたのは、
予選8位通過、「大分の八傑」ことアミVS予選1位通過、「アリヨシ アリヨシ」ことアリヨシだ。
「大分の八傑」アミは、普段から様々な大会に参加し、
予選ラウンドでは抜群のパフォーマンスを発揮し、
多くの大会でベスト8に駒を進める実力者だ。
だが、彼はシングルエリミネーションにとことん弱く、
いつもベスト8で敗退してしまうというジンクスを持つらしい。
ゆえについた字が「八傑」。
この名誉なのか不名誉なのかわからない字はともかく、
今回も予選ラウンドを5回戦まで4-1と好成績で切り抜け、
最後はIDすれば予選突破は確実というところでまさかの下当たり。
ガチバトルの結果敗れてしまうも、オポの差で8位に滑り込み。
さすがは「八傑」その名は伊達じゃないというところを見せつけた。
対する「アリヨシ アリヨシ」ことアリヨシは、
名前の意味はなんだかよくわからないがとにかくカードゲームがうまい。
もともと他のカードゲームからマジックに参入したプレイヤーで、
ゲームそのものに対する理解度が非常に高い。
また、普段の言動からは信じられないほどプレイがスマートで、
「彼は卓上限定の紳士だ」と主催者が褒め(?)称えるほどだ。
今回も予選ラウンドを5回戦まで4-1。6回戦にIDを行い危うげなくトップ通過を果たしている。
デッキはアミが黒ウィニーに赤を混ぜた独自のビート。
アリヨシがティムールエネルギー。
予選順位の高いアリヨシの先手でクォーターファイナルの幕が開いた。
Game1
後手のアミが初手をキープする一方、先手のアリヨシはあっさりとマリガン。
マリガン後の手札は満足行くもののようで、OKのサインからゲームが始まった。
先手のアリヨシが霊気との調和、アミが夜市の見張りと1ターン目からアクションが飛び交う展開。
2ターン目には導路の召使い、屑鉄場のたかり屋とお互いに軽快にクリーチャーを並べていく。
しかし3ターン目にアリヨシが召喚したクリーチャーはエネルギーを3つ残した状態での逆毛ハイドラ。
この規格外の生物の登場により、アミの地上軍勢は一気に侵攻を阻まれてしまう。
3ターン目にして早くも突破困難な障害が現れたアミは、
それならばと戦慄の放浪者、地揺すりのケンラとクリーチャーを横に並べていく。
返すターン、アリヨシは霊気との調和で土地を伸ばすだけに留まる。
この隙に展開力で差をつけたいところだが、アミも土地を置いてターンを渡すのみ。
にらみ合いが続く。
アリヨシは牙長獣の仔を盤面に加え、豊富なエネルギーをバックに、
この小さくて恐ろしいクリーチャーでアタックを始める。
これ以上相手にエネルギーを追加させたくないアミはたかり屋二号を追加し、
牙長獣はケンラにてブロック。このケンラは育った牙長獣の前にチャンプブロックの形になるが、
返しのターンに永遠能力にて復活。ハイドラをブロック不可にする動きを見せるも、
アリヨシは冷静にハイドラの能力を起動。ハイドラ様がどいてくれない。
結局、アタックに行っても損失の方が大きいと判断しケンラを復活させただけでターンエンド。
ウィニーとしてはかなり苦しい展開になってしまった。
さらにならず者の精製屋も盤面に加わり、
牙長獣とともにアタックを開始する。
牙長獣だけは通したくないアミは戦慄の放浪者でチャンプブロック。
自身のターンに能力で復活させ、さらに二体目の放浪者も加えて粘りを見せる。
しかしエンド前に蓄霊稲妻がケンラを除去されガードを下げられる。
返しのターン。アリヨシは反逆の先導者、チャンドラをキャスト。
有利な盤面からさらにカードアドバンテージも取りにかかる。
このままではチャンドラ1枚だけで殺されてしまうアミは、
なんとか地上をこじ開けようと、黒砂漠の能力や、削剥、致命的な一押しを用いて、
アリヨシのクリーチャー達を除去していく。
だがやはり無敵のハイドラだけはなんともできず、
チャンドラに差し向けた攻撃クリーチャーも、除去とハイドラでいなされチャンドラを退場させることができない。
それでもアミは、戦慄の放浪者の能力や屑鉄場のたかり屋の能力で、場にクリーチャーを絶やさない。
対するアリヨシも、チャンドラで稼いだアドバンテージからさらにならず者の精製屋、
そこからさらにならず者の精製屋と、場とアドバンテージを突き放しにかかる。
何か望みはないかと剣呑な交渉を唱えるも、アリヨシのライフは初期値20のまま。
脅威だけを的確に落とされ、手に入るのは土地ばかり。
チャンドのカウンターが奥義まで貯まり、アリヨシが栄光をもたらすものを唱えたところで、
アミは投了を宣言した。
アリヨシWin! アミ 0-1 アリヨシ
Game2
後手のアリヨシが再びマリガン。1キープの後に悩みながらも占術を上へ。
後がないアミは、先手の利を活かして果敢に攻め込む。
2ターン目に屑鉄場のたかり屋を召喚すると、相手の導路の召使いは、
ショックで即除去。さらに夜市の見張りを加えてアタック。
3ターン目にも相手の牙長獣と削剥で処理しながらアタックと、快調に攻め続ける。
一方、序盤のクリーチャーをどちらも処理されてしまったアリヨシは、
4ターン目に土地を置くだけでエンド。
ハイドラが出てこずに少しほっとした様子のアミは、
ボーマットの急使、地揺すりのケンラと速攻クリーチャーを展開、
4体のクリーチャーで勢い良く攻撃を行う。
しかしこの攻撃に対し、たかり屋に削剥、ケンラに蓄霊稲妻と
打点を下げられた上にエネルギーまで貯められてしまう。
そう、アリヨシのティムールは8枚の2マナ火力により後手であろうと
序盤の展開力に対応できる形になっているのだ。
(デッキリストは過去ログ参照)
相手の猛攻を凌いだアリヨシは、つむじ風の巨匠を召喚。
鉄板なんてものじゃ生ぬるいほど硬い防御網を作り始める。
ハイドラに匠。
ティムールエネルギーの防衛網は半端ではない。
地上の小さなクリーチャーしかいないアミは、
インチキ臭い巨匠の前に、攻勢を続けることができない。
ただただターンを返す。
アリヨシの防御網作りは余念がない。
追加した栄光をもたらすものもアタックに向かわせない徹底ぶりで、
堅牢な城塞を築いていく。
当然、堅牢な城塞を築くのには理由があり、
その城塞の城主なのか宝なのかはたまたお姫様なのかは分からないが、
再び現れたチャンドラが、アドバンテージを稼いでいく。
このままでは一本目の二の舞いになってしまうアミは、
ここでバントゥ最後の算段をプレイ。
厄介な航空戦力を一掃し、仕切り直しを図る。
だが、チャンドラがもたらしたものは2枚めの巨匠。
チャンドラは再び熱い城壁の中へと隠れてしまう。
バントゥ最後の算段の反動でターンが飛んでしまったことも響き、
チャンドラは着実に忠誠度を貯め、ブロッカーはさらに増えてしまった。
最後の望みを賭けて地揺すりのケンラで攻撃をしかけるも、
匠の技が光る飛行機械トークンに止まられ願いは叶わず。
チャンドラの奥義がアミを焼き切った。
アリヨシWin! アミ 0-2 アリヨシ
ついにこの瞬間がやってきた。
ここカードプレイス大分店で行われている第2回OCCも長い長い6回戦の予選ラウンドを全て終えベスト8の発表が行われた。
この魔の大地大分での8強がここに出揃ったわけである。
その顔ぶれたるや壮観である。
どいつもこいつもマジックが好きで、
マジックが大好きで、マジックに飢えた、いわばマジックジャンキー共だ。
もちろんその実力は折り紙付きなのは言うまでもない。
彼らは間違いなく強者中の強者。魔界の王にふさわしい面々だ。
しかし、現実は非情である。
ここからはさらに過酷な戦いシングルエリミネーションが彼らには待ち受けている。
ひとつの敗北すらも許されない、頂への一本の道。
この道を誰にも譲らず、自分自身の力でそこに辿り着いた者だけが、
第2回OCC王者の称号。
つまりは、大分で一番マジックが強いプレイヤーの名を授かることができるのだ。
そんな熱く激しいクォーターファイナルの中から今回フィーチャーテーブルに選ばれたのは、
予選8位通過、「大分の八傑」ことアミVS予選1位通過、「アリヨシ アリヨシ」ことアリヨシだ。
「大分の八傑」アミは、普段から様々な大会に参加し、
予選ラウンドでは抜群のパフォーマンスを発揮し、
多くの大会でベスト8に駒を進める実力者だ。
だが、彼はシングルエリミネーションにとことん弱く、
いつもベスト8で敗退してしまうというジンクスを持つらしい。
ゆえについた字が「八傑」。
この名誉なのか不名誉なのかわからない字はともかく、
今回も予選ラウンドを5回戦まで4-1と好成績で切り抜け、
最後はIDすれば予選突破は確実というところでまさかの下当たり。
ガチバトルの結果敗れてしまうも、オポの差で8位に滑り込み。
さすがは「八傑」その名は伊達じゃないというところを見せつけた。
対する「アリヨシ アリヨシ」ことアリヨシは、
名前の意味はなんだかよくわからないがとにかくカードゲームがうまい。
もともと他のカードゲームからマジックに参入したプレイヤーで、
ゲームそのものに対する理解度が非常に高い。
また、普段の言動からは信じられないほどプレイがスマートで、
「彼は卓上限定の紳士だ」と主催者が褒め(?)称えるほどだ。
今回も予選ラウンドを5回戦まで4-1。6回戦にIDを行い危うげなくトップ通過を果たしている。
デッキはアミが黒ウィニーに赤を混ぜた独自のビート。
アリヨシがティムールエネルギー。
予選順位の高いアリヨシの先手でクォーターファイナルの幕が開いた。
Game1
後手のアミが初手をキープする一方、先手のアリヨシはあっさりとマリガン。
マリガン後の手札は満足行くもののようで、OKのサインからゲームが始まった。
先手のアリヨシが霊気との調和、アミが夜市の見張りと1ターン目からアクションが飛び交う展開。
2ターン目には導路の召使い、屑鉄場のたかり屋とお互いに軽快にクリーチャーを並べていく。
しかし3ターン目にアリヨシが召喚したクリーチャーはエネルギーを3つ残した状態での逆毛ハイドラ。
この規格外の生物の登場により、アミの地上軍勢は一気に侵攻を阻まれてしまう。
3ターン目にして早くも突破困難な障害が現れたアミは、
それならばと戦慄の放浪者、地揺すりのケンラとクリーチャーを横に並べていく。
返すターン、アリヨシは霊気との調和で土地を伸ばすだけに留まる。
この隙に展開力で差をつけたいところだが、アミも土地を置いてターンを渡すのみ。
にらみ合いが続く。
アリヨシは牙長獣の仔を盤面に加え、豊富なエネルギーをバックに、
この小さくて恐ろしいクリーチャーでアタックを始める。
これ以上相手にエネルギーを追加させたくないアミはたかり屋二号を追加し、
牙長獣はケンラにてブロック。このケンラは育った牙長獣の前にチャンプブロックの形になるが、
返しのターンに永遠能力にて復活。ハイドラをブロック不可にする動きを見せるも、
アリヨシは冷静にハイドラの能力を起動。ハイドラ様がどいてくれない。
結局、アタックに行っても損失の方が大きいと判断しケンラを復活させただけでターンエンド。
ウィニーとしてはかなり苦しい展開になってしまった。
さらにならず者の精製屋も盤面に加わり、
牙長獣とともにアタックを開始する。
牙長獣だけは通したくないアミは戦慄の放浪者でチャンプブロック。
自身のターンに能力で復活させ、さらに二体目の放浪者も加えて粘りを見せる。
しかしエンド前に蓄霊稲妻がケンラを除去されガードを下げられる。
返しのターン。アリヨシは反逆の先導者、チャンドラをキャスト。
有利な盤面からさらにカードアドバンテージも取りにかかる。
このままではチャンドラ1枚だけで殺されてしまうアミは、
なんとか地上をこじ開けようと、黒砂漠の能力や、削剥、致命的な一押しを用いて、
アリヨシのクリーチャー達を除去していく。
だがやはり無敵のハイドラだけはなんともできず、
チャンドラに差し向けた攻撃クリーチャーも、除去とハイドラでいなされチャンドラを退場させることができない。
それでもアミは、戦慄の放浪者の能力や屑鉄場のたかり屋の能力で、場にクリーチャーを絶やさない。
対するアリヨシも、チャンドラで稼いだアドバンテージからさらにならず者の精製屋、
そこからさらにならず者の精製屋と、場とアドバンテージを突き放しにかかる。
何か望みはないかと剣呑な交渉を唱えるも、アリヨシのライフは初期値20のまま。
脅威だけを的確に落とされ、手に入るのは土地ばかり。
チャンドのカウンターが奥義まで貯まり、アリヨシが栄光をもたらすものを唱えたところで、
アミは投了を宣言した。
アリヨシWin! アミ 0-1 アリヨシ
Game2
後手のアリヨシが再びマリガン。1キープの後に悩みながらも占術を上へ。
後がないアミは、先手の利を活かして果敢に攻め込む。
2ターン目に屑鉄場のたかり屋を召喚すると、相手の導路の召使いは、
ショックで即除去。さらに夜市の見張りを加えてアタック。
3ターン目にも相手の牙長獣と削剥で処理しながらアタックと、快調に攻め続ける。
一方、序盤のクリーチャーをどちらも処理されてしまったアリヨシは、
4ターン目に土地を置くだけでエンド。
ハイドラが出てこずに少しほっとした様子のアミは、
ボーマットの急使、地揺すりのケンラと速攻クリーチャーを展開、
4体のクリーチャーで勢い良く攻撃を行う。
しかしこの攻撃に対し、たかり屋に削剥、ケンラに蓄霊稲妻と
打点を下げられた上にエネルギーまで貯められてしまう。
そう、アリヨシのティムールは8枚の2マナ火力により後手であろうと
序盤の展開力に対応できる形になっているのだ。
(デッキリストは過去ログ参照)
相手の猛攻を凌いだアリヨシは、つむじ風の巨匠を召喚。
鉄板なんてものじゃ生ぬるいほど硬い防御網を作り始める。
ハイドラに匠。
ティムールエネルギーの防衛網は半端ではない。
地上の小さなクリーチャーしかいないアミは、
インチキ臭い巨匠の前に、攻勢を続けることができない。
ただただターンを返す。
アリヨシの防御網作りは余念がない。
追加した栄光をもたらすものもアタックに向かわせない徹底ぶりで、
堅牢な城塞を築いていく。
当然、堅牢な城塞を築くのには理由があり、
その城塞の城主なのか宝なのかはたまたお姫様なのかは分からないが、
再び現れたチャンドラが、アドバンテージを稼いでいく。
このままでは一本目の二の舞いになってしまうアミは、
ここでバントゥ最後の算段をプレイ。
厄介な航空戦力を一掃し、仕切り直しを図る。
だが、チャンドラがもたらしたものは2枚めの巨匠。
チャンドラは再び熱い城壁の中へと隠れてしまう。
バントゥ最後の算段の反動でターンが飛んでしまったことも響き、
チャンドラは着実に忠誠度を貯め、ブロッカーはさらに増えてしまった。
最後の望みを賭けて地揺すりのケンラで攻撃をしかけるも、
匠の技が光る飛行機械トークンに止まられ願いは叶わず。
チャンドラの奥義がアミを焼き切った。
アリヨシWin! アミ 0-2 アリヨシ
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